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zoom RSS 遠野出身者の東京見聞; 4:ローカル知識 

<<   作成日時 : 2008/04/22 23:54   >>

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 知識には適用範囲が異なる2種類のものがあるようだ。1つは学校で学ぶ類の一般的な知識、もう1つは個人や地域に結びついた特殊的な知識である。草花の名前や光合成のこと、我が国の都道府県名や地理知識など、いわゆる知識が豊であるとか博覧強記であるとか言う場合の知識に当たるものが一般的知識である。
 これに対して、特殊知識は隣近所の噂に上る、何処の誰それがどうしたという内容のものである。また、市内の入間川沿いにあるスーパー、サティーが角にある十字路の横断歩道が片方にしかないとか、公団団地南にある生協スーパー裏手の店は値段の割りにとても美味しい珈琲を出すとかの情報も特殊知識の例だある。これらの知識は地域限定の情報であるが生活に役立つ点では、一般知識に劣らず、立派に知識力と言える。考えてみると、我々は新幹線利用や現金自動預入支払機(ATM)使用に関する知識などの一般知識とともに地域密着型のローカル知識も生活知識に大いに活かして暮らしているのが事実である。
 天気予報や予定スケジュールなんかも特殊知識と言える。この場合は場所情報に時間情報が加わった知識である。言い換えると、特定場所と特定時に結びついている特殊知識である。地域の交通混雑に関する情報も場所と時簡帯と結びついた特殊知識の例である。遠出のドライブや都心への電車利用の際に使用する曜日と時間帯およびルートや路線に関する知識も時空的な特殊知識である。近所の噂話も、知っている方が近所付き合いに役立つことがあるので、ローカルな特殊知識と言えよう。
 
 知識の種類を記憶のタイプに関連づけると、一般知識は没個性的な意味記憶として保持され、特殊知識は場所と時に結びついたエピソード記憶として保持される。意味記憶は何時何処でのいう時空的規定のない内容の記憶であり、エピソード記憶はこの時空的規定を含む内容の記憶である。
 日常生活に於いて我々は2つの異なる記憶倉庫からその都度必要に応じて一般知識と特殊知識を取り出して用立てていると言えるようだ。
 
 あの人が物知りだと言う時に、一般知識が豊富なのか、特殊知識の方が豊富なのか、それとも一般知識と特殊知識の両面で博学なのかを問わなければならない。たとえば長期入院生活を強いられる場合のように狭い行動半径で生活する羽目になったら、細やかな観察眼を持って特殊知識を広げたら豊かな精神的生活を送ることができるのではないだろうか。
 病気の例を引き合いにしなくても乏しい年金収入だけが頼りの高年齢者の場合も特殊知識を拡張することで充実した老後が送れる。現在、私は終の地に残るそれまでは注意を向けていなかった史跡の探訪をしてこの地で生きた過去の人々に思いを馳せている。昨日は好天に誘われて城山砦跡を探訪した。小田原北条氏と関東管領上杉氏との戦いが行われた地であると、帰宅後のウエブ学習で知った。このような郷土史の特殊知識を増やしていくと職場を去ったあとで、何にもすることがない、お金もないと嘆息することなどはない。身の回りには探せば特殊知識の宝がある。自転車でも行くことが出来る距離に渡来人の郷里である高麗郷があるが、ここは何度訪ねても新しい発見があって退屈しない。また、まだまだ未調査の旧鎌倉街道の探訪課題が残っている。

 特殊知識、ローカル知識の開拓も人生の質向上に益する立派な生涯学習である。

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